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法 輪 功 批 判 - Softcover

原著, 労政武

 
9781491744123: 法 輪 功 批 判

Synopsis

「法輪功」は1992年の創立以来、その創始者・李洪志の語るところによれば、1億もの会員を有し、中国共産党員の総数をすら上回っているという。かつては1万人もの信徒らへ号令をかけ、国家指導者たちの住まう北京「中南海」を包囲せしめ、国内外にその名を馳せた。近年ではしかし、中国政府への政治闘争を主眼とする団体へと次第に変質しつつあり、それがために、有志が全世界を駆け巡っている。いったいどんな魅力があって、法輪功はここまで多くの人を動かしているのだろうか? 本書は、彼らのいわゆる「法力」なるものの内実を解き明かした世界最初の著作である! 李洪志の手段と目的とは? 「煉功」(気功実修)はあくまでも手段であるに過ぎず、会員らに李自身の説く「大法」を信じ込ませることこそが本来の目的である。――李洪志は「我ひとり永遠に尊し(万世独尊)」とする新たな宗教をうちたて、自らが釈尊やイエス・キリスト、あるいは老子といった宗教史上   の偉人たちにもまして偉大であると宣伝しつつある。 彼ら法輪功のいわゆる「法輪仏法」なるものを解剖してみるに、要は「名詞のトリック」――つまり、仏教を主として道教や科学の術語をも採り入れては、奇怪な伝説を附加し、こじつけを重ねてそれらへ一定の体系を与え、幾重にも障壁を張り巡らした迷宮をうち建てたのである。 そこで著者は、仏教、道教および儒教の中国三大伝統宗教に加え西洋哲学やキリスト教へも目を配りつつ、李洪志みずからが「経典」と銘打った文献へ批判のメスを入れ、彼の説く「法輪仏法」なるものが宗教理論上からも成立不可能である、ということを明らかにした。  以上、本書には学術書としての厳格な論証を旨としつつも、誰にも親しめるおもしろみあるものたるべく意を用い、論述対象のうちへ奥深くつき進みつつも、説明はあくまでも平易に、そして文章は生き生きと、しかも品格あるものたるべく努めた。「法輪功」に惑わされていた人々も、さながら厚い雲を掻き分けて天日を仰ぐがごとき思いを感じ、そして既にその実態を見極めている人々も、本書によってますます得るところがあろう

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About the Author

著者プロフィール 労(ろう)政(せい)武(ぶ)、「文(ぶん)本(ぽん)居(こ)士(じ)」と号す。1944年生まれ、本籍地は現在の広東省開平市。若くして台湾へ赴き、国立政治大学法律学科を卒業、同大学にて法学修士号を取得、のち、能(のう)仁(にん)書(しょ)院(いん)(香港に所在する仏教系私立大学)にて、哲学博士号を取得。なお、民国59年(1970)における全国規模の上級公務員採用試験(法制方面)にて第1位の成績を収めた。 台湾の国立政治大学、空中大学(日本の放送大学に相当)、香港にあっては珠(しゅ)海(かい)、能(のう)仁(にん)の諸大学にて教鞭を執り、かつ『法論月刋』、『疾風雑誌』、『龍旗雑誌』といった雑誌刊行物の編集に20数年にわたり携わった。現在は、台湾桃園県は楊梅市に設けた「浄(じょう)名(みょう)文(ぶん)化(か)中(セン)心(ター)」創立者として、また、故郷・広東省開平市に設けた「鳳(ほう)儀(ぎ)実(じっ)験(けん)観(かん)光(こう)農(のう)場(じょう)」董(とう)事(じ)長(ちょう)として活躍中である。 専門的な著作としては、『古今法律談』、『仏教戒律学』、『仏学別裁』などがあり、また、香港および台湾の新聞紙上に発表された政治、法律、哲学方面の文章は、すでに数百万字を超えている。 訳者プロフィール 野川博之。1968年、横浜市生まれ。1991年、早稲田大学第一文学部中国文学専修卒。1994年、早稲田大学文学研究科東洋哲学専攻修士課程入学。同博士課程をへてのち、2005年、博士(文学)学位取得。2006年より2011年まで5年間、台湾台南市の私立立徳大学応用日本語学科専任助理教授を務めた。現在も引き続き台湾に住まい、仏教方面の著述・翻訳に従事中。

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